![髪は皮膚の一部です。毛髪の作られる仕組みと役割](https://re-homme.com/wp-content/uploads/2016/04/headshikumi.jpg)
髪のつくられる仕組みは?
髪は皮膚の一部で毛母細胞の分裂でつくられます。意外かもしれませんが、髪の毛は皮膚の一部、表皮の角質層が分化してできた「死んだ細胞」です。その髪の作られる仕組みは以下の通りです。
![髪の作られる仕組みの図](https://re-homme.com/wp-content/uploads/2013/02/kami.jpg)
毛根の一番下の部分には毛乳頭と呼ばれる丸く膨らんだ部分があり、これが毛細血管から受け取った栄養素を、髪の製造工場である毛母細胞に送り込んでいます。
それをうけた毛母細胞は分裂を繰り返して増殖し、だんだんに押し上げられて角化、水分を失って髪の毛になります。
髪が傷むってどういうこと?
一般的に髪が傷むというのはキューティクルがはがれて、髪の内部組織がくずれてしまうことです。見た目や手触りでは、パサついてまとまらなかったり、枝毛ができてしまったりしている状態です。
毛髪の構造
毛髪は3層に分かれていて、それぞれに役割があります。毛髪の構造は真ん中に毛髄質、それを取り囲むように毛皮質、さらにその周りを囲むのが毛小皮で、この三つの層から構成されています。
![髪の内部構造](https://re-homme.com/wp-content/uploads/2013/02/kaminonaibu.jpg)
髪の大部分を構成するのが毛皮質で、この層によって毛の硬さや色などの特徴が決まります。
毛髄質(コルテックス)の役割
髪の毛の太さは毛髄質の量によって決まり、この毛髄質には脂肪が含まれているため髪を保持する機能も持っています。
毛小皮(キューティクル)の役割
毛小皮はよく聞く言い方だとキューティクルです。毛小皮は根元から毛先に向かってウロコのように何枚も重なっていて、 外部の刺激から髪の毛を保護する役割を持っています。
髪を守るのはキューティクル!
髪の毛は中心部から、「毛髄質(メデュラ)」・「毛皮質(コルテックス)」・「毛小皮(キューティクル)」の3つの層になってできています。1番外側にあるキューティクルは、うろこ状に7~8枚に重なって、髪の内部を守っています。
髪は自己治癒力がないので、1度はがれたキューティクルが元に戻る事はありません。髪を健康に美しく保つためには、いかにキューティクルを傷つけないようにするかがポイントです。
キューティクルがはがれる原因
摩擦
乱暴なブラッシングや逆毛は摩擦がおきてキューティクルがはがれる原因となります。
紫外線
紫外線を浴びてもキューティクルははがれてしまいます。長時間外にいる場合は日傘や帽子、頭皮専用の日焼け止めを使用するなど対策をしっかり行いましょう。
パーマやカラーリング
パーマ液やカラーリング剤を浸透させるために、キューティクルを開かせる必要があります。頻繁にパーマやカラーリングをする人は極力髪を傷ませないように気をつけながら楽しみましょう。
ダメージを受けやすい髪
実はキューティクルは髪が濡れている時に開く性質を持っています。
乾いているときよりも、濡れているときのほうがデリケートなのでちょっとした摩擦でも引っかかってはがれやすくなります。髪の洗い杉やドライヤーの熱に気をつけてていねいに扱いましょう。夜にシャンプーした後にきちんと乾かしてから寝たほうが良いというのはこのためです。
髪の成長の仕組み「ヘアサイクル」
髪の毛は一生伸び続けるわけではなく、一定期間が経つと寿命がきて抜け落ち、同じ毛穴から新しい毛が生えてくるというパターンを繰り返します。 これをヘアサイクル(毛周期)といいます。
成長期1
![成長期1](https://re-homme.com/wp-content/uploads/2013/02/cycle1.jpg)
成長期2
![成長期2](https://re-homme.com/wp-content/uploads/2013/02/cycle2.jpg)
成長期3
![成長期3](https://re-homme.com/wp-content/uploads/2013/02/cycle3.jpg)
退行期
![退行期](https://re-homme.com/wp-content/uploads/2013/02/cycle4.jpg)
休止期
毛根まで完全に角化して毛母細胞が養分を受け取れなくなり毛の成長が止まる。毛は約2~3ヶ月で抜け落ちる。
髪の毛の役割は?
髪は頭部の保護など、重要な役割がたくさんあります。普段は何気なくシャンプーしたり、セットしたり、抜け毛が気になったり、何のためにあるのか深くは考えることの少ない髪の毛ですが以下のような重要な役割があります。
頭部の保護
外部からの衝撃、温度の変化や紫外線の刺激など
センサー的な役割
頭髪の毛根には放射状に知覚神経が張り巡らされているため、刺激に敏感になっています。これが危険を察知する役目を果たしています。
体に不必要な物質を体外へ排出
水銀・ヒ素・鉛など
美容的効果
ヘアスタイル・髪の色つや