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男性用の洗顔料と保湿アイテムの種類と使い方は?

男性用の洗顔料と保湿アイテムの種類と使い方は?

「接客や営業など仕事をする時に気になった」「女性にモテたい」など、男性が肌のことを意識するタイミングはいろいろですが、肌の状態を改善するには、「スキンケアの習慣化」が大切です。

女性は若いころからスキンケアを始めるので、10代後半には、スキンケアに関するかなりの知識を身につけています。また美容雑誌などでも新しいスキンケア情報を手に入れることができますから、知識や情報を駆使して自分なりにスキンケアを工夫したりすることで「スキンケアの習慣化」が出来ています。

ですが男性の場合、スキンケアの知識は少ない場合が多いですし、情報量も女性と比べると格段に少ないのが実情です。いざ「スキンケアを始めよう」と思っても、何をすればいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。

そんな男性が、意識してほしいのが「洗顔と保湿」です。「洗顔と保湿」をしっかり正しく行い、習慣化できれば、肌の状態は改善します。今回は男性のスキンケアにとって重要な「洗顔と保湿アイテム」の種類や使い方を紹介いたします。

洗顔

洗顔が男の肌のベースになる

スキンケアの中でも最も大切なことは【洗顔が正しく出来ている】ことです。洗顔が、きちんと出来ていればニキビや乾燥などの肌トラブルは少なくなります。

男性の場合は洗顔に対し気を使う人が少ないようですが、 洗顔をしっかりと行えば、スッキリとした清潔感のある男になれます。

それでは早速洗顔について、詳しくお伝えしていきたいと思います。

朝と夜の洗顔の役割

男の肌は男性ホルモンの影響で、常に脂っぽい状態です。特におでこ・鼻・あご、にかけてのTゾーンは、皮脂腺が集中してテカリやベタつきが起こりやすい場所なので、 朝と夜の1日2回の洗顔で余分な皮脂と古くなった角質などを含む老廃物をしっかりと洗い流しましょう。

朝の洗顔の役割

朝の洗顔は、睡眠中に肌から分泌された皮脂をしっかりと取り除くために行います。

夜の洗顔の役割

昼間、動き回って肌についたホコリや皮脂などの汚れを落とすために行います。

洗顔料の種類

たっぷりの泡で洗うフォームタイプや、小鼻の黒ずみを除去するスクラブなどたくさんの種類がある洗顔料。 肌質や目的によって選ぶことをオススメします。

固形石鹸
不要な角質を除去したり、毛穴を引き締めたり、様々な有効成分を配合しているのが特徴です。洗い上がりはさっぱり。
フォームタイプ
きめ細かい泡立ちで肌を傷めずに洗うことが出来るのが特徴。泡がそのまま出てくるポンプタイプもあります。洗い上がりはしっとり。
スクラブ
大きめの粒子で、小鼻の黒ずみや、毛穴に詰まった皮脂を除去します。週に2~3度の使用に最適。洗い上がりはさっぱり。

男性の洗顔料はスーっとする

男性の洗顔料はスクラブが入っていたり、メントールが配合されていたり、とにかくすっきりと洗い上げるタイプのものが目に付きます。これは男性の肌質が大きく関係していて、人によって異なりますが、基本的に男性は皮脂がたくさん分泌されるため、普通の洗顔料だと洗ってもさっぱりしません。

肌トラブルについても、乾燥よりベタつきやニキビなどで悩んでいる方が多いので、スクラブやメントールなどが入っていることが多いのです。

洗顔の基本は絶対にこすらないこと

スキンケアを意識している男性で特に肌トラブルを抱えているのであれば、スクラブやメントールの入っている洗顔料を使わない方が賢明です。いくら皮脂の分泌量が多くても、スクラブは肌に強い摩擦を与えるためダメージになりますし、メントールは水分を蒸発させて乾燥を引き起こします。

スクラブのダメージは炎症を起こすこともあります。また、乾燥するとさらに皮脂の分泌量が増えるためベタつきや毛穴の詰まりの原因になります。つまり、こういった洗顔料を使った洗顔方法は、一時的にさっぱりしても肌に悪影響を与える可能性があります。

トラブルのない綺麗な肌になるには、絶対にこすらないこと、摩擦を起こさないことが鉄則です。そのための洗顔方法で、男性が知っておかなくてはいけないのが、泡で洗うということです。

そんなの当たり前と思うかもしれませんが、自分の洗顔料の使い方をもう一度見直してみましょう。

洗顔は弾力のある泡で洗う

ご自身で洗顔をする際に、きめ細かく、弾力のある泡をたっぷり作っているでしょうか?洗顔料を手にとって、水を加えてささっと泡立てたら顔を洗うという洗顔方法ではないでしょうか?

ささっと作った泡は、顔に乗せたらすぐ潰れてしまい、手のひらや指が直接肌に触れているので摩擦が起こります。また、キメが細かくない泡は毛穴の奥まで入らないので、詰まった汚れは落ちません。

つまり普通の洗顔方法は与えるダメージは大きいのに、汚れを落としきらない洗顔になってしまっているのです。

スキンケアを意識しているのであれば、肌に刺激のない洗顔料をホイップクリーム状になるまでしっかり泡立ててください。その泡を顔に乗せたら、泡を転がすように小さい円を描きながら全体に広げいきましょう。小鼻やおでこなどベタつきが気になる部分は少し時間をかけて泡を転がしたら、そのまま1分間放置して泡パックをするという方法もあります。

最後はぬるま湯で20回以上洗い流すというのが、美肌になるための洗顔方法です。

洗顔をすると肌が素の状態になるため、洗顔方法を変えるだけで肌の状態が大きく変わります。一度試してみると肌がどれだけ綺麗になるかが分かります。

水分補給で肌トラブル回避!

元々女性の肌よりも水分の蒸発が多いうえ、毎日の洗顔やシェービングなどで男の肌は渇きがちです。 この状態を放っておくと、肌のバリア機能が低下し、様々なトラブルを引き起こす原因になります。 ですので洗顔後の水分補給は必要不可欠なケアだといえます。

きちんと洗顔しているのに顔がテカるのは?

洗顔後の肌は水分不足。肌はそれを補おうとして皮脂を分泌するので、顔が脂っぽくなってしまいます。 毎朝キチンと顔を洗っているのに、昼ごろにはアブラで顔がテカッている。 そんなことにならないためには、洗顔後には化粧水などで水分補給しましょう。顔がテカるのはただ単にオイリー肌が原因というわけではなく、肌の内側に水分が足りていないという理由も考えられるというわけです。

保湿アイテムの種類と特徴

続いて保湿についてご説明いたします。化粧水・乳液・クリームなど保湿系のアイテムは種類が豊富。自分の肌質はもちろん、そのときの肌の状態によって使い分けましょう。

化粧水 (ローション)
水のようにサラっとした液体。洗顔やシェービングの後につけます。水分補給や荒れた肌を収れんする作用があるものがあります。
ジェル(ゲルクリーム)
とろみのある半液状タイプ。保湿力が高く、乳液の役割を備えているものが多い。
乳液
白濁したとろみのある液状タイプ。化粧水で水分補給した肌にフタをする役目。いろいろな呼び方があるが使い方や効果は一緒。
クリーム
潤いを閉じ込めたり、寝てる間にオイルコントロールするもの、エイジングケアに効果のあるものなど様々な種類があります。

化粧水

男のスキンケアの基本は先ほども言いましたように「洗顔」と「保湿」です。男性が使う保湿アイテムは「化粧水・美容液・乳液」に分けられます。

今回はその中でも一番身近な「化粧水」について解説していきます。

「化粧水」がとても重要なアイテムという認識を持っている方は少ないのではないでしょうか。

スキンケアの方法を見ると洗顔後には必ず化粧水を使うので、特に疑問も持たず使うのが当たり前と思っている方も多いようです。ですが、化粧水の働きを知らないと重要性が分かりませんし、効果を活かすこともできないので、何故必要なのかをしっかり学んでおきましょう。

化粧水の主成分は水

化粧水の役割は「肌に潤いを与えるもの」「水分を補給するもの」というイメージがあります。

確かに、洗顔によって皮脂膜が失われて丸裸になった状態の肌は、どんどん水分が奪われていきますから、化粧水をつけることで潤いや水分を補給できます。

しかし、成分表示を見ると分かりますが、化粧水などの主成分は水です。もちろん保湿成分も入っていますからただの水ではありませんが、それでも一番割合が多いのが水ですから、潤ったとしても一時的な効果しかありません。

つまりどんなに化粧水などをばしゃばしゃ、たっぷりつけても肌の水分量が増えるということではないのです。

化粧水は肌を整える

それなら化粧水は必要ないのではと思うかもしれません。特に男性は皮脂量が多いですから、洗顔後に肌がひどく突っ張らない限りは、化粧水の工程は省いてしまいたくなりますね。

ですが、化粧水の役割は一時的に肌を潤すのではなく、肌の状態を整えることなのです。

洗顔後のお肌は洗浄成分によって角質層が乱れている状態で、皮脂膜が落とされているため敏感になっています。角質層が乱れていると保湿成分が流れ出てしまうので、肌は一時的に保湿力も低下しています。このような状態の肌に美容液を塗っても浸透しませんし、敏感で刺激を受けやすい状態なのでトラブルにもなりやすいです。

化粧水は、「水分や保湿成分によって肌や角質層の状態を整えて、美容液や乳液の保湿効果を高める肌に導く」働きをしてくれるのです。

トラブルに特化した効果を持つ化粧水も

また、化粧水は配合されている成分によって、トラブルに特化した効果を持っているものも増えています。

シミを改善する美白成分が入った美白化粧水、美容成分を浸透しやすくする導入型化粧水、皮脂量をコントロールする収れん化粧水などいろいろな種類があります。

悩みに効果のある化粧水を使えば、肌を整えるだけでなく、肌トラブル改善の効果が期待できるので、男性のスキンケアにはやはり化粧水が絶対に必要となります。

化粧水の使い方

1.適量を手に取り、手のひら全体をつかって、お顔を包み込むようになじませていきます。
*お顔につける前に、手の平全体に化粧水を広げるとこぼれにくくなります。

2.目の周りや口元、フェイスラインなど細かいところまで、丁寧に押し込むようになじませていきます。
*お顔表面の水分がなくなるまでなじませたらOKです。お顔表面の水分がなくなるまで次のアイテムを塗らないようにしてください。

乳液・クリーム

乳液やクリームを使う一番の目的は油分を補うことです。また、化粧水で水分補給した肌のフタをしてあげるという効果もあります。ある程度健康な肌であれば30代までは皮脂の分泌量は十分にあり、保湿がきちんと出来ていれば油分を補う必要はありません。でも、40代からは水分だけではなく油分も不足してくるので適度な油分を補うことが必要となります。適度な油分を補うことは、肌を滑らかに柔らかくします。
乳液やクリームもドラッグストアなどにたくさん売ってありますのでよく見かける機会があると思います。でもなんとなくでわからないまま使っている方もいるかもしれません。きちんと確認してみましょう。

乳液とクリームのちがいは水分と油分のバランス

乳液とクリームの違いは、水分と油分の配合バランスの違いです。どちらも洗顔後の化粧水あとにつけます。乳液のほうが水分が多く、さらっとした質感でクリームは油分量が多くこってりしています。なのでお肌の油分の不足具合に合わせて使い分けましょう。また、目元や口元などポイントで使用する時は、油分補給効果の高いクリームの方がおススメです。

乳液の使い方

1手のひらに適量をとり、手のひら全体を使って頬からお顔全体になじませていきます。決してこすったりすりこんだりしないでください。

2目の周りや口元など細かい部分にもていねいに伸ばしていきます。油分の多い部分は(Tゾーンなど)は少なめにしましょう。

クリームの使い方

クリームも化粧水の後につけます。乳液とクリームをどちらもつける場合は質感の軽い方から順番につけていきましょう。

1.まず、中指と薬指に適量をとり、油分の不足している部分に優しく伸ばしてなじませていきます。

※軽い質感のものであれば乳液と同じ使い方でOKです。

※20代~30代なら目元・口元、40代以降ならそれにプラスして油分の少ないところになじませましょう。

2.こすらないように中指と薬指を使ってトントンと優しくたたくようになじませましょう。

※普段から自分の肌をよく観察し、どこが油分が不足しているのかを見極めておけば、どこに塗ればいいのかがわかるようになります。季節に合わせて塗る箇所や量を調節しましょう。

乳液・クリームの選び方

不足した油分を補う目的だけであれば、シンプルでお手頃なもので十分です。しかし、シワやシミなどの美肌効果を目的とするのであれば、シワにはレチノールの配合されたものを選びましょう。シミが気になる方は油溶性甘草エキスやプラセンタなどの有効成分が配合されているものを選びましょう。そして、あまり安価過ぎないものを選びましょう。

美容液

続きましては男性には敷居が高い「美容液」についてです。最近では男性用の美容液も増え、使われる方も増えてきました。ただ「美容液って何?」って思う男性も多いと思います。
そこで、今回は「美容液とは?」「美容液の使い方」「美容液の選び方・成分」などを解説します。

美容液とはどういうもの?

美容液は、化粧品の基剤を表している名称ではないので、こういうものが美容液という正確な定義はありません。
形状も配合成分も各メーカーによって様々で、「化粧水状」「乳液状」「クリーム状」「ゲル状」まで様々です。

保湿成分や美白成分などの有効成分がたくさん配合された物が多く、通常のお手入れにプラスすることで高い効果が期待できます。
密度が濃く、高価でサイズの小さいものが多いのも特徴です。

化粧品としての正確な定義はありませんが、美容液はクリームと共に最も美容効果の期待されるアイテムですので、どのメーカーも開発に力を入れています。最新の技術が一早く取り入れられているのが多いのも美容液の特徴といえます。

美容液はどういう時に使うの?

男性も30~40代にかけて新陳代謝が落ちて、急激に肌の状態が衰えます。乾燥やシミ・シワなど「肌トラブル」や「老化」が気になってきた時に使用するのがオススメです。また最近では、「肌のトラブル・老化の予防」を目的に20代の男性も使い始めています。

美容液はどのタイミングで使う?

基本的な使用順は「洗顔→化粧水→美容液→乳液&クリーム」がオススメです。

ブースターは肌を整えたり、柔らかくする働きがある成分が配合されています。先に肌になじませることで、その
後のスキンケアアイテムの効果を高めることが出来ます。

つける順番に迷った場合は、洗顔後は「水っぽいもの」から先に使用し、その後「油っぽいもの」を使用します。
先に乳液やクリームなどの油分の多いものをぬってしまうと、水性のものの浸透が悪くなることがあるからです。

基本的な美容液の使い方

化粧品の使用説明書に従うことが前提ですが、最もスタンダードな美容液の使い方をあげておきます。

  1. 美容液を適量(基本・説明書通り)手のひらに取ります。
  2. 手のひら全体で顔を包み込むように塗っていきます。頬から、目の周りや小鼻、生え際など細かい部分にもていねいに塗りましょう。
  3. 内から外に・大きいところから細かいところに塗りましょう。
  4. 指先だけでなく、手のひら全体を使いましょう。
  5. 仕上げに手のひら全体でやさしく押さえてなじませましょう。

美容液の選び方【肌トラブル別オススメの美容液】

美容液には色々な種類があるので選ぶときに困ると思います。そこで選ぶときに注目するのは「美容成分」です。
すべての化粧品は全成分が表示されているので、まず確認したいのは自分の気になる肌トラブルに有効な成分が入っているかというところです。美容成分の役割を知ることで、どういった効果が期待できる美容液かということが大体わかります。

シミ・ソバカスが気になる

シミの原因は、紫外線、加齢、ストレス、生活習慣、間違ったお手入れなどがあります。その中でも最も大きな原因となっているのが紫外線だと言われ、約80%のシミは紫外線が原因だというデータもあるくらいです。

なので、改善法としてはシミはできる前に予防することが大切ですが、できてしまったら早いうちに対処するのが1番です。そしてシミの予防は内的ダメージ(③・④)と外的ダメージ(⑧・②)を減らすことが大切です。

①ビタミンC配合の美白化粧品や日焼け止め(UVクリームなど)でのお手入れ

②紫外線に当たらないように心掛ける

③睡眠をたっぷりとる

④ストレスをためない

⑤お肌の保湿

⑥マッサージで血行を促進する

⑦食べ物でビタミンCやビタミンEを補給する

⑧洗顔などの時にゴシゴシ顔をこすらないようにする

などがあげられます。

①の「美白タイプの美容液」について、美白タイプの美容液が持つ主な効果は「肌に透明感を与える」「できてしまったシミを薄くする」などです。

美白タイプの化粧品には3つのタイプがあります。

  • メラニン生成を抑制するタイプ
  • メラニン排出を促進するタイプ
  • メラニンを還元するタイプ

ここでは「厚生労働省承認」の代表的な美白有効成分をあげます。

「メラニン生成を抑制するタイプ」

ビタミンC誘導体・アルブチン・プラセンタエキス・コウジ酸・エラグ酸・リノール酸・ルシノール・トラネキサム酸

「メラニン排出を促進するタイプ」

ビタミンC誘導体・プラセンタエキス・リノール酸

「メラニンを還元するタイプ」

ビタミンC誘導体・エラグ酸

シワなどが気になる

「シワ」が気になりだしたら「アンチエイジング美容液」を選びましょう。アンチエイジング美容液がもつ主な効果は「乾燥によるシワの予防や改善」などです。

シワには大きく分けて3つのタイプがあります。

  • 表皮から真皮上層あたりの変形が原因の「目尻などの小ジワ」
  • 角質の乾燥による「乾燥性の小シワ」
  • 老化によるハリや弾力の低下などが原因の「額や頬などの深いシワ」

シワは小さいものは角質層・表皮などの皮膚の表面が大きく関与していて、大きくなるほど真皮など皮膚の深いところの関与が大きくなります。よって改善したいシワの種類によって使われる成分も違います。

「目尻などの小ジワ」

顔の同じ場所にできるシワで「眉間のシワ」や「額の横ジワ」「目尻のシワ」が代表的です。表情のシワは繰り返し同じ表情をすることでできるシワです。

<美容液有効成分>

パルミチン酸レチノール・ビタミンA誘導体

「乾燥性の小ジワ」

肌の表面が乾燥してできてしまう細かいシワ(ちりめんじわ)のことです。表情ジワで肌の内側に水分を蓄える力が衰えてきた肌の乾燥が原因です。

<美容液有効成分>

ユビキノン

「額や頬などの深いシワ」

加齢によって肌が老化してコラーゲンが減少し、皮膚がたるむことによってできるシワのことです。お肌に水分を蓄える働きをするコラーゲンが減少するとお肌の弾力が減ってしまい皮膚がたるんで真皮のシワとなってしまいます。

<美容液有効成分>

パルミチン酸レチノール・アセチルヘキサペプチド-8

乾燥が気になる

乾燥が気のなりだしたら「保湿タイプの美容液」を選びましょう。

保湿タイプの美容液の代表的な成分が「セラミド」です。

「セラミド」は通常は皮膚の角質層の中で生成され、肌の水分保持機能やバリア機能を保つ役割を果たします。
このセラミドが不足すると「肌が敏感な状態」になり、乾燥などのトラブルの原因になります。

セラミドは加齢や気候の変化、環境によって減少してしまいます。

「セラミド」配合の美容液を使うことで、肌のバリア機能を助け、肌本来の保湿力を高めます。

もう一つの代表的な成分が「ヒアルロン酸」です。

ヒアルロン酸は細胞や組織の間にあるゼリー状の成分(基質といわれる)で、ヒアルロン酸1gで1ℓもの水を保つことができる優れた保水力があります。肌の水分が蒸発しないように水分を引き寄せて保水してくれます。加齢によって生成がおとろえ、減少してしまいますので、美容液などで補ってあげることが大事にになってきます。

買ってから後悔しないためにも予備知識は大事

世の中には色々な種類の美容液が溢れています。色々ネットで検索をかけて自分に合いそうな物を探したり、実際にお店に出向いて探される方もいらっしゃると思います。しかし探せば探すほど、何がいいのかわからなくなってだんだんめんどくさくなり諦めてしまったり、見当違いのものを買ってしまったり・・・。

時間をかけて買ったものが肌に合わなくて途中で使うのをやめてしまうともったいないです。一番確実なのは、プロに肌の状態を見てもらい、肌の状態に合った物をセレクトしてもらうことです。

ただし、男性の場合はスキンケアの商品について知識が少ない方も多いので、あまり必要のない物を売りつけられたら怖いなーというのが本音だと思います。なので、スキンケア商品について、ある程度の知識を持っておくことも重要だと思います。

オールインワン化粧品

毎日のスキンケアは習慣化するまでが大変です。男性の場合多いのは、しっかりスキンケアするのは「化粧品を買って最初の3日間だけ。気づいたらやらなくなっていた」という方が多いのでは?そんな面倒くさがりな男性に最適なのは「オールインワン化粧品」です。

男性でも女性でも、スキンケアをしっかりしようと思うと、「洗顔・化粧水・乳液」+「美容液」を使うのが基本です。ただ、男性の場合だと3~4種類ものアイテムを毎日使うのは大変ですし、面倒で長続きしないという方も多いと思います。

そんな男性におすすめしたいのが「オールインワン化粧品」です。オールインワン化粧品とは、「化粧水・美容液・乳液」の保湿の工程が一つで済むスキンケアアイテムで「オールインワンゲル」と呼ばれたりもします。

オールインワン化粧品なら、男性のスキンケアで重要な「洗顔・保湿」の「保湿」の部分はこのアイテム1種類で完了します。使用方法も塗るだけでOKというものが多いので、男性でも気軽に簡単に使えるのが魅力です。

これなら男性でも簡単にスキンケアができますし、時間のない朝でも疲れた夜でも短時間で楽にお手入れが終了します。また、保湿化粧品がこれ一つで完結するので、「化粧水・乳液・美容液」など、「それぞれ分けて買う必要がない」=「管理が簡単」とも言えます。

ただ、オールインワン化粧品は、保湿の基本の工程を一つにまとめているので「基本的なスキンケアよりは効果が落ちる」「浸透力がもう一つ」「肌の状態に合わせて調整がしにくい」というデメリットもあります。

そこで、当店としては、出来れば基本的な化粧品を使ったケアをしっかりしていただきたいと思います。特に、「肌質の改善」や「肌トラブルを解消」をする時には基礎化粧品でしっかりケアをして、スキンケアに疲れた時に「オールインワン化粧品」を使ってストレスフリーなケアをするという使い方をオススメしたいと思います。

化粧品全般について言えることですが、男性専用の化粧品はまだまだ種類が少ないのが現状です。ただ、女性用のものでも肌質が合えば、問題なくしっかりケアできるので、機会があれば一度試してみるといいと思います。

スキンケアは外側だけでなく内側も重要!

男のスキンケアは「洗顔・保湿」が重要ですが、毎日しっかりケアしているのに全然改善されない方がいらっしゃいます。それはなぜなのか?今回はスキンケアをするうえで重要なもう一つの要素について説明したいと思います。

肌の手入れをしているのに結果が出ない

女性がきれいな肌を手に入れるために、かなり時間とお金を消費しているように、現代の男性にとっても、綺麗な肌というのはおしゃれや清潔感という観点から欠かせません。

どんなにヘアスタイルを決めていても、最新の流行を取り入れていても、肌トラブルで汚い肌だったらすべて台無しになる可能性があります。スキンケアは身だしなみの基本ですから、男性でもスキンケアをする方は、昔に比べ大幅に増えています。その中でスキンケアをしても結果があまり出ない方がいます。そのような方は別の角度から自分を見直してみましょう。それが次に説明させていただく内側のスキンケアになります。

内側のスキンケアとは?

スキンケアというと、基礎化粧品を使った外部からのケアばかりを気にしてしまいますが、もう一つ大事なのが内側からのケアです。
外側から行うケアは表皮には効果がありますし、角質層の保湿成分を補ったり働きをサポートするためにも必要です。

ただ、どんなに浸透力のある成分であっても、肌細胞を作る基底層まではほぼ届かないのです。途中の層で栄養となって働くので無駄ではないものの、肌のメカニズムから考えると、基底層にも栄養をしっかり与えてあげなくてはいけません。

キメが整っていて、水分をしっかり保持できる健康な肌というのは、ターンオーバーが規則正しく行われています。基底層で作られる新しい肌細胞は、表皮まで押し上げられていき古い角質を落として新しい角質へと生まれ変わります。この働きがターンオーバーで、新しい角質と古い角質がきちんと入れ替わっている肌はトラブルもなく美しい肌を保てます。ただし栄養が不足すると肌細胞の生成が滞ってしまうので、ターンオーバーのサイクルが乱れたり遅くなったりします。すると古い角質が表皮に溜まってしまい、皮脂と混ざって毛穴の詰まりを引き起こしたり、シミやシワなどのトラブルを引き起こすのです。

肌の層の深部にある基底層に栄養を与えるには、食事などから栄養を摂取しなくてはいけません。それなのに、油分や糖分の多い食事をしていたり、美肌に必要なビタミンやミネラルが不足するような食事内容だったりすると、基底層は栄養不足になります。

また外食が多い方は添加物によって栄養の吸収が阻害されますし、栄養バランスが悪い食事をしていると肌への栄養補給が滞ります。肌質は食事が決めると言ってもいいほど、食事と肌質は栄養によって密接な関係があります。

外側からのスキンケアで肌が改善しない場合は食事を見直してみよう!

外側からしっかりスキンケアをしていても肌の状態が良くならない方は、食事を見直してみましょう。
食事は確実に肌質改善につながるので、ビタミンやミネラルなどを積極的に摂るように心がけるだけでも肌は変わってきます。
外側と内側からケアをすれば、より効率よく美肌になれるので、スキンケアは食事も大事ということを覚えておきましょう。

また、サプリメントもうまく活用することもおススメです。肌の再生にとって必要不可欠なビタミンはサプリメントや栄養補助食品をうまく活用して取り入れてみましょう。サプリメントは手軽で取る場所、タイミングを選ばないので忙しい日々に取り入れやすいです。あくまで、補助なので規則正しい食生活をおこなったうえで足りない分を補っていきましょう。

ReHommeのフェイシャルエステ

ReHommeでは、クレンジングからマッサージ・保湿などの基本的なスキンケアメニューから、サロンならではの美容器具を利用した「毛穴の吸引・超音波・炭酸」などの本格的な施術まで、その日の気分や時間に合わせたフェイシャルエステのメニューを提供しております。

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参考書籍
日本化粧品検定1級対策テキスト「コスメの教科書第2版」:主婦の友社
化粧品成分検定公式テキスト:実業之日本社
他多数・・・